商品の詳細
昭和後半を代表する、限定本出版社、プレスビブリオマーヌの、工芸作品のような限定本を連続出品しています。
ライカ倶楽部の会員で、ディープな鉄道ファンとしても知られていた、佐々木桔梗氏の研ぎ澄まされた趣味・嗜好を反映した造本を多くの人に知っていただきたい、という気持ちも込めての出品です。
今回の出品は、昭和48年に刊行された、安部公房のエッセイ「手について」になります。
紙表紙の軽装本のみが、限定975部で刊行されましたが、”凝ったこと”が好きな佐々木氏らしく、表紙に印刷された指輪のイラストの宝石部分には穴があけられ、扉ページに貼られた光沢のある色紙が、その穴を通して覗くように仕掛けられています。
色紙は、赤、銀、青、緑の4色が使われました・・・その色によって、表紙の与える印象はかなり違うものになっています。
1.5×3センチ程度の色紙で、異なった様相の装丁を作り上げる、佐々木桔梗しのアイデアに敬服させれれる刊行物です。
今回の出品は、4種類の色のものを揃えたセットになります。
・・・ちなみに、この本には、番号や署名は入れられませんでした。
4種ともに、経年による小シミ、小汚れ、周辺部の小イタミがあります・・・画像からも判断していただき、・・・基本的にノークレーム・返品不可にご同意くださる方のみご入札ください。
入金確認から発送まで、4~5日かかってしまうこともあります、予めご了承ください。